火山性温泉を知ろう

Guillaumesens / Pixabay

温泉は地面から湧き出ているものですが、どんな地面からでも湧き出ているのでしょうか。

また水の由来は同じところなのでしょうか。

今回は火山性温泉について注目します。

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温泉の種類は2つ存在する

温泉の由来として、火山性温泉と非火山性温泉があります。

簡単に説明すると、火山性温泉は火山の影響を受けて湧き出ている温泉、非火山性温泉はそれ以外の温泉です。

火山性温泉とは

温泉の解説の前に火山について触れておきます。

日本列島の地形は地学的に見て、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいる上に成り立っています。

日本の火山帯に関して、千島火山帯、鳥海火山帯、那須火山帯、富士火山帯、乗鞍火山帯を東日本火山帯と呼び、白山火山帯、霧島火山帯を西日本火山帯と呼びます。

東日本火山帯は太平洋プレートが日本列島の下に潜り込むところ、西日本火山帯はフィリピン海プレートが日本列島に潜り込むところとなっています。これらが潜り込むことでマグマが発生し火山帯が出来上がるメカニズムとなっています。

沈み込むところはエネルギーが大量に溜まるため地震がよく発生します。

これが地震大国といわれる所以です。そして、プレートの下にはマグマが流れています。そのおかげで日本には多くの火山帯が存在し、火山の熱と圧力の影響で温泉が発生しているのです。

現在は非火山性温泉の方が多い

昔は火山性温泉が主流でしたが、近年の採掘技術の向上により火山のない平野部での採掘が活発になったため、現在では非火山性温泉の数が大幅に増加し主流となっています。

そのため温泉地全体が火山に近所にあるかといえばそうではありませんが、火山の近所にはほぼ確実に温泉が湧出します。

また火山噴火後には新しく温泉が出来ることもあります。

割とデンジャラス

火山性温泉の近くには特殊な景観をみることができます。独特な湯けむり立ち込める地獄地形に、噴気と、見るからに楽しい観光名所として大いに賑わいます。

その一方で常に火山噴火の災害リスクと隣同士でもあります。

噴前普賢岳の噴火、有珠山の噴火の際は、火山の災害として噴石や火山灰に加えて、道路の隆起や地滑り、熱泥流で温泉地が大きな被害を受けました、その影響で観光客が減少し経済的にも大打撃を受けることになりました。

地震予知につかえるかもしれない

温泉の研究は日々進んでおり、地震や噴火の影響を受けて温泉の性質が一時的に変化することが分かっています。

傾向としては噴火に際したとき、温泉に急激な温度上昇がみられ、湧出量は一時的に減少します。成分を見ると、濃度は全体的に増加、二酸化炭素や塩化水素といって酸性ガス成分が増加し、硫酸イオンや塩化物イオンなど陰イオンも増加します。

このことから温泉の変化を事前に知ることができれば、地震予知が出来る可能性があり研究が進められています。

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