
sasint / Pixabay
知る人ぞ知るビジネス書籍販売サービス、月間ビジネス選書。
一冊本を購入するのと違って、年間購読だとなんだか敷居が高く感じてしまいますね。
公式サイトはいいことばっかり説明するけど、実際使っている人でデメリットを感じないの?と調べた方もいるでしょう。
私が実際に申し込みをしてみて感じたことを紹介します。
目次
月間ビジネス選書とは
ダイレクト出版社が行っている年間購読のサービスです。
初回に好きな本を5冊選んで届けてもらい、その後は月に一度ダイレクト出版から新刊が届くサービスです。初回に選ぶ好きな本5冊はダイレクト出版の過去に発売された本を選ぶことが出来ますが、月一冊の新刊は何が届くか分かりません。
一年間で合計17冊の本が届きます。
それプラス、過去の出版物が電子書籍限定で読み放題になります。
料金は一年間で29,800円(税抜)となっています。
こちらがHP↓
ダイレクト出版「月間ビジネス選書」
ダイレクト出版はどんな出版社?
翻訳した洋書の通信販売がメインの会社です。
洋書を自社管轄のもと翻訳しそのまま通信販売するので小売店を経由しない方針を取っています。そのため近所の本屋さんでは購入することができません。
ダイレクト出版が扱っている本は海外のビジネス書が中心で、たま~にマイナージャンルの書籍が発売されています。
第二次世界大戦の考察本とか、中々パンチが効いていてよいと思います(笑)
さすがにこれはギリギリすぎて年間購読にはできそうになく個別購入になります……
デメリット
面白いと思えない本も送られてくる
大体の本は楽しく読めますが、中にはどうやっても面白いと思えない内容のものも出てきます。この辺は自分の今の環境や趣味がモロに反映されるところで、自分に合わないなと思ったら「なんで合わないと思ったのか」に思いを馳せてみると、自分の新たな一面を発見できるかもしれません。
なお、返金・交換のサービスもあります。気に入らないときはささっと返金すればタダ同然です(笑)
積ん読になりがち
初回に一気に5冊送られる上、月一冊届きます。あとで読もうなんて考えようものならあっという間に積ん読になります。
一言一句読もうとせず、さっさと目を通すのが良いかと思います。
このことはダイレクト出版側も承知の上で、アフターフォローとして短い要約がPDFで送られてきます。(新刊のみ)
独特の文体かつ横書きが読みにくい
基本的に英語を日本語に翻訳したものが横書きされている本です。
村上春樹の文体をもっとコテコテのアメリカンにしたものと思ってもらえればイメージしやすいです。文化風習も違い、日本人が書いたビジネス書とは大きく毛色が違います。
そして、私だけかもしれませんが長文の横書きを読むのが苦手です。英語を英語として横書きで読むのは平気なのにね……
これはひたすら慣れの問題です。
メリット
電子書籍に音声読み上げ機能が付いている
読むスピードも変更できるので地味に便利な機能です。こんなのいつ使うんだよ!と思う方もいるかもしれません。
これの使いどころは、目が疲れたとき!
電子書籍って紙媒体より目が疲れるんよ。ホント。
家事をしながら聞く人もいるようですが、私はマルチタスクが出来ないので作業しながら聞くとただの雑音と化します。
初回の5冊は好きな本が選べる
個人的にかなり好感度が高い特典です。
ダイレクト出版でも長年人気のある良い本が揃っているので、今すぐ使いたいと思う本を選びましょう。約3万円のうち半分はこれの為に支払っているかも。
新刊は新刊ホヤホヤ
刷ってすぐの本が届きます。ちょっとしたことですが結構嬉しいです。
日本より先を行っている海外の情報を書籍にするというコンセプトなので、届いた本はまだ日本で浸透していないのかなと思うとニヤニヤしますね。
最近届いたもので良かったと思ったものは「ストーリブランディング」です。
この書籍では商品の物語を伝えることが大事だと書かれています。
私は、コピーライターという仕事はカッコいいチラシとか面白キャッチコピーを考える人なのかと思っていました。そういうイメージが日本ではまだまだ周知されていないという証拠なのかもしれません。
自分の癖で本を選ばないから発見がある
あなたは自分が選ぶ本のジャンルに癖があると自覚していますか?
月間ビジネス選書は「気が付けば同じような内容の本がたくさん……」というようなことが防げます。
今まで興味がない(それどころか眼中にすらない)ジャンルが届いて、しぶしぶ読んでみると「こっち方面の人は普段こういうことを考えて仕事をしているんだ!」と新たな発見がありました。
マーケターではない人の楽しみ方
ダイレクト出版のターゲットは自営業やコピーライター、営業マンなど、販売に力を入れたい人に向かっており、その人達が即実行できる有用な情報を提供しています。
そうではない人も交渉術や時間管理術、リーダーシップなど社員研修でよく聞く内容をより濃くしたものを勉強することができます。
私の場合は本当に興味本位という、ターゲットからは外れまくった人間です。
この件で得られたものというのは、世界を見る目がちょっと変わって面白くなったことです。
「あの商品がこのような売り方をしているはなぜなのか」
「情報教材のページが長ったらしくて鬱陶しいのはなぜなのか(笑)」
「人はどのようなときに物が欲しいと思うのか」
上記のちょっとした疑問が解消されて、外で出るときやネットサーフィンするときに見るポイントが変わりました。
私は物事に対してなんで?といちいち考えるタチで、疑問解消のきっかけを知るとやっぱり世の中って面白いな~と感じます。
詳しく知りたい方はこちらへどうぞ↓