高知で温泉ハント
自称温泉ハンターの筆者が高知旅行で発見した小さな建物。町の銭湯から大規模施設までお風呂とあらば突入してきましたが、ここシレスト室戸は予想と反したというか、お風呂に対して別の楽しみ方を見出すきっかけとなった場所となりました。
隣の星野リゾートにないものを補てん?
シレストむろとから歩いてすぐの距離に星野リゾート ウトコがありますが、どう関係しているかというと、星野リゾート ウトコには大浴場や露天風呂がないのです。
(正しくはスイートルームにのみテラスバスという形で1つだけ存在する他、プールに屋外ジャグジーがある)
星野リゾートのホームページ内Q&Aには、大浴場を使いたければシレストむろとに行けと記されています。
まさか別施設に行けと言われるとは。
健康ランド……?
シレストむろとはプールとお風呂、売店とレストランからなります。
お風呂とプールはそれぞれ料金が異なっており、お風呂のみの利用だと安くなります。(入館料1300円。お風呂のみの利用は380円)
お風呂のみの利用でもプール内にある屋外ジャグジーだけは利用可能になります。(入浴・サウナ・ジャグジー利用で500円。ただしサウナとジャグジーは要水着)
プールはどんなものか見に行くと、そこにはエクササイズに励むおじいちゃん・おばあちゃんの姿が。よくみると客層のほぼ全員が中高年の方でした。
プールは遊泳用ではなくエクササイズに構成されており、高知大医学部と連携した運動プログラムまで用意されています。
この建物はいわゆる健康ランドでした。
内風呂よりジャグジーが素敵
内風呂ははっきり言って狭いです。洗い場3つに小さな内湯が1つ、壁に囲まれた小さな露天風呂が1つ。以上です。プールで泳いだ後に体を流して温まるだけに使うようなものなので、最小限の設備でいいのかもしれません。
屋外ジャグジーはというと、目の前をさえぎるものが何もなく海も山もスパッと見えます。
周りに何もないので星野リゾートのジャグジーよりも解放感があります。
確かにQ&Aで勧められるだけのことはありました。
観光としての楽しみ方をどうしようか
しかし、市民の健康ランドなので観光地として楽しむのはあまりしっくりきません。
市民が多く利用する施設なので、高知県民の世間話に耳を傾けると新たな発見があるかもしれません。私が利用したときは、おじちゃん・おばちゃんも一緒に入ったので今晩の酒のアテの話を現地の人の言葉で聞くことができました。
「~ぜよ」は聞かず、意外と訛っていなかったことは発見です。室戸に住む人の様子を肌で感じる楽しみは、案外こんなところにあるのでした。