霧島山の新燃岳が噴火(2017)噴火警戒レベルの意味は?被害の状況は?

霧島山(霧島連山)の新燃岳(しんもえだけ)が2017年10月11日、噴火が起こりました。

桜島はちょくちょく噴火して慣れている感じがしますが、新燃岳は久しぶりの噴火だけに不安感が募ります。

全国レベルのニュースになり、噴火警戒レベルというものを初めて見る方もいるでしょう。

今回は新燃岳の噴火状況と噴火警戒レベル、被害状況について紹介します。

霧島山とは

鹿児島県と宮崎県の県境にある火山群の総称です。

霧島連山、霧島連峰、霧島山地あるいは霧島火山群とも呼ばれ、様々な山が連なっています。

そのため“霧島山”という1この山があるわけではなく、霧島山の○○岳と、山岳名で呼ばれます。

昔から今にかけて現役で噴火を繰り返す活火山としても知られており、温泉地としても豊富な資源を持つ、日本の本土最南端の高山地帯です。

新燃岳とは

霧島山の中央部に位置している活火山です。

出展 google Map

霧島山の中でも新燃岳は特に活発に活動しており、同じく霧島山の御鉢(おはち)と共に気象庁では警戒対象となっています。

10万年以上前から活動しているとされ、1716~1717年(享保(きょうほう)の時代)には、一年半にわたり噴火活動を起こし、経済的・人的被害をもたらした記録があります。

最近では2011年1月にも噴火が起こり、この時には噴火による噴石や、空振(空気の振動)で窓ガラスが割れる、大量の火山灰で農作物がやられるなど、被害が続出しました。

噴火の様子

10月11日の午前5時34分に噴火。

このときは小規模で、噴煙が加工から高さ300mまで上昇し、宮崎県側の北東方向に流れました。

出典 NNN

新燃岳から十数km離れた宮崎県高原町では、車に火山灰が降り積もる様子が見られました。

その後も噴煙が連続して発生し、噴煙の量も増えているため注意が必要です。

気象庁の情報では、山の膨張を示す地殻変動や、火山性微動(地下のマグマや火山ガスの動き)が徐々におおきくなっているとのことです。

噴火警戒レベルとは?

噴火警戒レベルとは、火山活動の状況に応じて、住民や防災機関などが「どんな対応をしたらいいか」を知らせてくれる指標です。

活動が少ない順から解説します。

レベル1:活火山であることを留意

特に気にしなくていいということです。

火山は静かだけど活動してて危険だから、火口内には入らないでねという感じです。

レベル2:火口周辺規制

住民は普通に生活してもいいですが、火口周辺に立ち入ると噴火が起こる可能性があって危険だから近寄らないでねという感じです。

レベル1より警戒する範囲が広がったことがお分かりでしょうか。

レベル3:入山規制

住民は普通に生活してもいいけど注意してね。火口周辺から居住地域近くまで危険が及ぶ可能性があるよという感じです。

もちろん登山は禁止です。

レベル4:避難準備

ここから緊迫してきます。居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生されると予想されたときに発せられるもので、居住地域への噴火警報が発令されます。

レベル3では居住地域近くが対象ですが、レベル4では居住地域そのものが危険であるという違いがあります。

レベル5:避難

要は「早く逃げろ!」です。

すでに非常に危険な噴火が始まっている、もしくは切迫した状況になっているときに発令されます。

現在の噴火警戒レベルが3になっている火山は、

霧島山(新燃岳):レベル3

口永良部島:レベル3

桜島:レベル3

ですが、いつレベル4に移行してもおかしくありませんので、引き続き警戒しておくことに越したことはありません。

被害状況は?

現在は火山灰が降りつもるくらいですが、活動が進行する可能性もありますので、今後は噴石や火砕流に警戒する必要があります。

特に火口から約2kmの範囲ではさらに注意が必要です。

なお、爆発的噴火にともなう大きな振動で窓ガラスが割れることもあるため、窓の近くにあまり近づかないようにしましょう。

噴火の際には噴石が落下してくることもあります。噴火したときは頑丈な屋根の下か建物に入って避難しましょう。

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